仮面ライダーBLACK RX 第25話「さそり座の花嫁」を観て

はじめに

仮面ライダーBLACK RX 第25話「さそり座の花嫁」(脚本:江連卓、監督:蔦林淳望、アクション監督:金田治と村上潤)を観て思った事を書きます。澄川真琴さんの約束を果たすためです。で既に目的が変わっているのはわかる人はわかるでしょうし、わからない人はわからないでしょうが、あのイベントに参加する前はこれに取り組むとは全く思っていませんから、やはり削るわけにはいかないのです。

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クライシス帝国

冒頭はクライシス帝国の皆さんの場面。やはりというか、ジャーク将軍の口からしっかりとクライシス皇帝が烈火の如くお怒りになっていて、マリバロンがクライシス本国へ行っている(見方を変えれば高畑淳子さんが出ない)と語ります。で作戦がよりによって題名通りのこれですか。でもそれなりの理由はあります。作戦遂行者はボスガンですが、ボスガンはマリバロン同様の生粋のクライシス人。しかもナイトの地位を持つ人なのであわよくばジャーク将軍にとって変わることもできるかもしれないという野心さえ、この時点では抱いています。で残りの2名もそれは知っていて、それについて陰口を言う場面も少なくとも2回あります。これもよくありがちですよね、レーザーラモンRGではありませんが。

当然、あの大佐が登場する伏線でもあるのでしょう。さてマリバロンが次回も出ないのかどうかまでは私は実は知りません。

さそり座の女

そしてさそり座の花嫁を5人も集める作戦が遂行されるわけです。今回、佐山家の皆さんは全員登場します。南光太郎も霞のジョーもそして白鳥玲子もそれを察知します。で3人集まったところで、なんと白鳥玲子がさそり座の女(コロッケが本人公認でモノマネするあれみたいですね)であることがわかります! え! 既に書いていますが、私もさそり座生まれ。まあ偶然でしかありませんが、そう言う意味でも仮面ライダーBLACK RXと私は縁があったんですねえ。やはり本放送をきちんと観ておけば良かったなあと思いますが、そうしなかったのはそれなりの理由がありますが、今、それに触れるつもりはありません。と言うわけであっという間に南光太郎達の作戦は決まり、南光太郎と白鳥玲子が偽装結婚(それは佐原俊吉にも伝えられてはいますし、そのために佐原家の人が全員出演することになったのでしょうね)し、霞のジョーは途中で玲子と入れ替わって囮になることになります。一部は仮面ライダーでも観たような話です。で偽装とは言え、南光太郎と結婚式を挙げるわけですから、白鳥玲子もやる気まんまん(関東以外の人は知らないでしょうが、この頃だったかこの後だったかで吉田照美さんが文化放送でこういう題名のラジオ番組をやり長寿番組となりましたが今は終了)です。作戦とは言え、霞のジョーは女装させられるので当初は嫌がりますが、それでも遂行するのが笑えます。でも光太郎達の思惑通りには行かず、結局、白鳥玲子はボスガンに攫われてしまうのですがね。

アナウンサー

当然、さそり座の花嫁が攫われ、このニュースをテレビでアナウンサーが報じるわけですが、おや、この声は聞き覚えがありますよ。お顔もしっかり映るこのアナウンサーを演じているのは江原正士さん。仮面ライダーBLACK RXが放送された数年後に思わぬ形で私は関わることになります。もっとも江原正士さんは御存知ないでしょう。江原さんには触れてはおりませんが、概要はこの記事を御覧ください。別の記事がこれまた思わぬ形で役に立ちました。

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確かスタジオで流れたナレーションと放送で流れたナレーションは微妙に違います。覚えているのは西葛西をスタジオでは「葛西西」と言っていたこと。ですが、放送ではしっかりなおっていました。と言うことは録り直したわけですが、これはこれで大変だったでしょう。奇しくも(こればっか)声優の仕事にも私は触れていたのですね。実は私は…キリがないので書くのはやめておきます。

城ヶ崎海岸

で最終決戦は城ヶ崎海岸です。なぜそう言い切れるかといえば、偶然にも(こればっか)快傑ズバットの最終回で天海山三兄弟が吊るされる、子供心に強烈な印象を残した場所へ行きたくなり、昨年の夏に行ってきたからです。で採石場城ヶ崎海岸で撮った場面と思しき場面が交互に入り、快傑ズバット最終回でも観たような構図の場面さえあり、最終的には救出された白鳥玲子が南光太郎や霞のジョーがあの吊り橋の上(だと思います)でソフトクリームを一緒に食べる場面が入ったところでそれは確信に変わりました。ただあの時は吊り橋にしか興味がなく、諸事情ですぐに引き返さざるを得なかったため、城ヶ崎海岸の一部を回ったに過ぎません。当時でさえ混んでいましたから今も混んでいるのでしょうね。

なお白鳥玲子は仮面ライダーBLACK RXをしっかりと観て、更には南光太郎と霞のジョーの行動にも疑念を抱き、追及しますが、はぐらかされてしまいます。これもまた後の伏線です。ただ戦士の自覚を抱くのはよりによって(以下省略)

なお城ヶ崎海岸は頻繁にロケで使われており、太陽戦隊サンバルカンでも使われていますし、流れ暴魔キリカの父を後に演じる大月ウルフさんも来ています。

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おわりに

こうして第25話を観た事が書けました。クライシス帝国の刺客に全く触れておりませんが、これでも話の流れはわかる人にはわかるでしょう。隙間時間を使って書いているので、これが精一杯です。さて次回は第25話の続き。脚本家も江連卓さん担当。しかし、監督は違うという変則的連続話です。結構大変だったのではないかと思います。