仮面ライダーBLACK RX 第30話「明日なき東京砂漠」を観て

はじめに

仮面ライダーBLACK RX 第30話「明日なき東京砂漠」(脚本:江連卓、監督:小笠原猛、アクション監督:金田治と村上潤)を観て思ったことを書きましょう。また趣旨が変わっているような気もしますけど観たと言い張ることができればそれで良いんですよねえ、よく考えたら。だから「観た」とだけ書いても良いんですけど、書くからには人とは違ったことを書きたいなあ、という悪い癖もあるので、変化球ばかり投げてます。その悪い癖はとある人(さて誰でしょう)が天橋立へ行った写真を投稿した(厳密には微妙に間違った表現ですが敢えてこう書きます)時に普通にコメントすれば良いものを人とは違った事を言いたくなって「ちょっと西へ行けば網野で野村克也さんの故郷ですよ」と言う変化球を投げてしまい、当然、微妙な感じになってしまったこともありましたっけ。実は私は鉄道で通って車窓から眺めたのみ。降りてもよかったんですけど、それなりの用事があったので、それで満足してしまいました。他にも、火野正平さんが自転車乗り回す番組であの辺を走ったりしてますが、もしかしたら天橋立も走っているのではないかなあというぼんやりとした記憶もあるので、まあそれは間違っているのかもしれませんが、そんなことも思い出しました。やはり私は捻くれてますねえ。

とまあ無駄に文字数を稼げましたので、澄川真琴さんと勢いもあったとは言え、約束してしまったので、その約束を果たすためにこの記事を書きましょう。とは言うものの、私としては、偶々得られた隙間時間を使って書いているのに過ぎないのに、気がついたら毎朝、しかも未明に書いていると言う状態。単に21時頃に寝て、東映特撮ファンクラブで公開されている番組を選んで流しっぱなしにしている状態(今回は「仮面ライダー」でゾル大佐初登場の話を最初に再生開始)で睡眠学習(と勝手に呼んでますが)している感じなので、後にユリが「あら、あたしだって一文字隼人の助手よ。」なんて言うのは苦笑してしまったわけですが、対するエミ達の方も本郷猛の助手のはずなのにいつの間にやらただの雑魚(我ながら酷過ぎますねえ)に堕してしまったのも知っています。なので、白鳥玲子や的場響子の成長ぶりは本当に驚嘆します。一応、枕にはなりましたね。

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オープニングの謎

とは言うものの本編には入らず、まずオープニングから書きましょう。前回はサラッと流してしまったのですが、おかしなところに気がついてしまったのです。まあよくある話ではありますけど。

まず第30話のオープニングでこうクレジットされていることに気がついてしまいました。

的場響子

  上野めぐみ

  江原正士

ここで「ん?」と思ったわけです。で話を一応見終わった後、念の為、第29話のオープニングを観てみたら、こうクレジットされていました。

的場響子

  上野めぐみ

でさらに「ん?」と思ったわけです。一応、的場響子が実質的な主人公だと言うのは事前に知っていたので前回は流してしまったのですが、やはり何かがおかしいのです。私が気がついたのは一応これだけですが、これだけでもいくつか語れます。

まず江原正士さん演じるアナウンサーが出演するのは実は第29話の方で第30話には全く出ません、確か。それを裏付けるかのように、Wikipediaの記述(あれは誰かが好き勝手に編集できたりする場合があるので割り引いて読む必要が実はあるのですが、それは置いといて)を観ても、やはり第29話に出演したと書かれているわけです。理由はよくわかりませんが、オープニングを作る時に間違えてしまったのでしょうね、としか言いようがありません。

実はこの手の間違いは色々な番組でありまして、それは所謂2話持ちで番組を制作する事に起因するのでしょうね。オープニング以外でも例えば秘密戦隊ゴレンジャーでも鉄人仮面テムジン将軍がついに名誉の戦士を遂げる話でも、次の話で初登場するはずの強化ヘルメットをしっかり被って海城剛とペギー松山(彼女はサイドカーに座っているだけですが)と明日香健二が出動する場面が少し、本当に少し映っていたりします。だからボーっと観ていると見逃してしまうのですが、ある時、気がつきまして、以後はずっと、やはりそうなんだなあ、と再確認しがち(レーザーラモンRGではないですが)だったりします。

クライシス帝国の皆さんの壮大な絵に描いた餅

さて本編。我ながら酷い見出しですが、そう書きたくなる場面があります。一応、後の伏線とも言えなくはないので少しだけ触れましょう。実は前回で語られていますけど、ボスガンは水の城を築いており、クライシス帝国に地球の水を送っています。ボスガンは前回は全く登場しなかったのですが、今回は前回にそれなりの時間をかけていただけあって、それなりに大きな施設で、受け取りようによっては、あの最終回に向けての伏線ではないかとも取れる場面でもあります。

でもそこはクライシス帝国の皆さんですから結局グダグダで、この時点で、最終的には仮面ライダーBLACK RXが破壊しちゃうんでしょう、と思ったら、やはりそういう結末を迎えてしまいました! うーむ。当然のことながらあの若造もといあの大佐もとい査察官のダスマダーが話の冒頭(?)と話の最後(?)で正論を吐いてクライシス帝国の皆さんをイラッとさせる場面も入っているわけです。やはりクライシス皇帝の目論見通りには行かないというのがわかってしまいました。なので私の興味は自然と的場響子と白鳥玲子の方へ行ってしまう…と書きたくなりましたが、マリバロンが前回同様の活躍ぶりを見せ、しかも採石場でも登場するので、これだけで高畑淳子さんが頑張っていることがわかりますけど、結局、作戦自体は失敗するので、やはり興味は的場響子と白鳥玲子の方へ移ってしまいます。

東京砂漠

で的場響子と白鳥玲子の話へ移る前に書きたいのが、題名についてです。これ、元ネタは多分、内山田洋とクールファイブの持ち歌の「東京砂漠」でしょう。実際、クライシス帝国は水を断つ作戦を実行しているので、それにもかけた題名なのでしょう。でこれは本放送当時にわかるわけがありませんが、色々あって、主題歌を歌った宮内タカユキさんは後に一時期、内山田洋とクールファイブに所属していたのだそうです。あくまでもWikipediaに載っていた情報のみしか私は知りませんので本当かどうかは定かではないのですが、そういう奇縁もあったらしいです。その経緯は複雑なので今回は書きません。それから紆余曲折の末、現在は前川清&クールファイブとして活躍しているそうです。

念の為追記しますが、宮内タカユキさんは前川清&クールファイブのメンバーではありません。

的場響子

やはり外せないのが(当時の)上野めぐみさん演じる的場響子です。前回はちょっとした超能力を身につけただけなのですが、今回は特訓しまくり、CMに入る前に地割れを起こすわ、これまたコップに水をいっぱいにするという超能力を身につけます。まあこれだけでは戦力にはならない、と思うかもしれませんが、最終的には地割れを起こして大量の水を吹き出させるという凄い超能力を身につけ(まあそれまでに見せたのもこの伏線なんでしょうね)、マリバロンをびっくり仰天させて撃退し、即座にマリバロンが的場響子を殺せなんっていうようなことを指示する…やはり高畑淳子さんが演じているだけあって非凡な能力の持ち主だとは思いますが…という活躍を見せます。そしてもう画面に出てくるだけでオーラが満ち溢れた感じでクライシス帝国妥当という姿勢は一貫しているわけで、これを演じるのは(当時の)上野めぐみさんしかいなかったのではないか、とこれまたダスマダー大佐と同じようなことを考えてしまうほどです。まあこの時点では長時間その能力を発揮するのは流石に無理ですが、それでもあのマリバロンがその危険性に気づいてしまう能力を持っているのです。私が惚れる(まあそうでしょう)のも無理はないのですが、残念ながら、色々な理由があって、本放送では観ておらず、今回が初見だと言い切れてしまうという悲しい状態です。そして(当時の)上野めぐみさんはいつの間にか深山凛という芸名に替わりましたが、その時の公式サイトには赤川矢須子の写真もしっかり載っていました。的場響子のはなかったと思いますが。でいつの間にか公式サイトは閉鎖されてしまい、表舞台から姿を消した…と思ったら、つい最近、久しぶりに表舞台に姿を現したという情報がWikipedia経由で得られたので、それをついでに貼っておきましょう。

www.cinematoday.jp

私が知っているのはこれだけですが、写真を観ても面影はありますし、「上野めぐみ」と書かれているので間違いなく御本人なのでしょう。となると、もしかしたらお会いすることもできるかもしれない、という、まさにくだらない妄想も思い浮かべてしまいますね。まあ(当時の)上野めぐみさんも私もそれなりに時を過ごしたはずですので私もお会いするだけで満足すると言いきれます。恐ろしいことに30年以上経っているからです。

白鳥玲子

結局、順番が後になってしまいましたが、やはり白鳥玲子も戦士として覚醒します。まあ初めは一応クライシス帝国の皆さんと戦闘を開始しますが、やはりはじめの一歩に過ぎないので、あまり役に立ちません。でも一歩踏み出したというのはやはり大事で、気がついたら(多分)空手の道着を着て、しかも黒帯。私は高校で柔道も少しだけ体育でやって何故か先生が教えるのではなくて元々柔道を齧った人が師範代(?)を務めていましたが(余談ですが私の母校は他の教科でもそういうのが結構あるのです)、帯の色は黒ではありませんでした。何色かまでは覚えていませんが。兎に角、黒帯というのは凄いのです。それだけでも驚くべきことですが、その後の練習ではそれまで高野槙じゅんさんが全く見せなかった(でも一応ごく一部は見せていた気もしますが)キレキレのアクションを見せながら練習するので本当にあっという間に戦士になってしまいます。多分、これが狙いで高野槙じゅんさんをヒロインに起用したはずで制作者はこの凄い能力をギリギリまで隠したのでしょう。それを抜きにしてもお世辞抜きで演技も上手いので、これも後のキャリアに繋がったのではないかと私は勝手に思ってしまいます。

そして戦いが終わった後で的場響子が南光太郎と白鳥玲子と一緒に的場家のお墓参りをする場面がしっかり描かれ、南光太郎は2名の戦士を得たということがしっかり描かれて話は終わります。

あれ、結局、クライシス帝国のことには結局あまり触れていませんねえ。ダスマダー大佐が参加してもいつものやりとりが若干変わっただけに過ぎないと私が思ってしまったので、こうなってしまいました。まあクライシス帝国の皆さんもそれなりに頑張るとは思いますが最終的に滅んでしまった事を考えるとどうしても戦士となった皆さんの方に私の関心は向いてしまいます。蛇足ですが、たまたま第7話を観たら茂についてもしっかり伏線が貼られていた事に気がつき、やはり3人で南光太郎の旧友と会いに行く事自体が後の伏線だった事を認識したのですが、後の祭り。もう修正する時間は取れないと思うので、私の反省材料にするため、敢えて修正せずに残しておきましょう。

hirofumitouhei.hatenadiary.org

おわりに

あくまでも私が個人的に道楽(これは怒られるかもしれませんね)で隙間時間を縫って行なっているに過ぎないのですが、想定外に注目されているような感じになっているようです。私自身は「注目して下さるのは嬉しいけれど、あっさりやめちゃうかもしれないので過度の期待はしないほうがいいですよ」と矛盾したようなことも思ったりします。それは兎に角、第30話も観て色々勝手なことを書きました。よく考えたら佐原家の人には触れずに終わってしまいましたが本当は佐原家にとっても重要な話なんです。だけど私の書けることは上記の通り。本当に想定外に時間をかけて書くようにいつの間にかなってしまいました。

さて次回は(と書いていますが)私も別件で興味を抱いている人が活躍するであろう話。しかも2話連続で。他にも別件で好きな人が出ることがわかっているので、やはりやめられない止まらないかっぱえびせん、という状態になっちゃうのかもしれませんねえ。と最後にふざけたくなるのはこれまた当時のJACが手がけてあのイベントが行なわれた中野駅前でハンギングを行なった(本当にそうなのです)日下部孝介ことマイトに似てきたのかもしれませんねえ。でも私が一番好きなのはそのモデルになったであろう念仏の鉄であり、そのまたモデルでもある藤枝梅安だったりするのです。彼らも一応は熱い心の持ち主だというのはよく知っています。金にはうるさいのですが、心のこもった小銭でも受け取ってしまうととことんやり尽くすのは私もよく知っています。今の状況はそれに似ていなくもないのでやり切るかもしれませんねえ。と他人事のように書いておきましょう。

とはいうものの急いで一気に見て書くと存在しない架空の話を書いてしまい、後で気がつき、まさに「バグの発生条件を特定して」応急措置を施した後に再発防止策を自分なりに考えるという、本当に自分の本業みたいなことをしたこともあったわけで、慌てない、慌てない、一休み、一休み、とどこかで聞いたような事をしたりもしていますが、実はあのアニメは史実とはかなりかけ離れており、どちらかといえばNHKで放送された「大人の一休さん」の方が史実に近いのではないかとも思いますが、あれはあれで鵜呑みにしない方が良い内容なのでご注意を。