仮面ライダーBLACK RX 第38話「白骨ヶ原の妖舞団」を観て

はじめに

仮面ライダーBLACK RX 第38話「白骨ヶ原の妖舞団」(脚本:江連卓、監督:蔦林淳望、アクション監督:村上潤)を観て思った事を書きましょう。やはり外せないのが中野のイベントに出て澄川真琴さんと勢いもあって仮面ライダーBLACK RXを観ますと約束をした事です。その証として全く観ていないと言い切れるし、少しだけ観たとも言い切れる、仮面ライダーBLACK RXを選んでサインしていただきました。おや、また書いていることが違いますねえ。

hirofumitouhei.hatenablog.com

お話を観て色々と思ったこと

私、この話を観る前に色々と期待してしまったんです。一番大きいのが(当時の)上野めぐみさんが再登場すること。まあこれは期待通りでした。次は、これは前回を観て気がついたのですが、ついに村上潤さんがアクション監督として独り立ちしたこと。これも期待通りでした。そして霞のジョーの活躍がやはり観られる。これも期待通りでした。ただそうでないものはそれなりに(やはり樹木希林さんは偉大だと思いますねえ、残念ながらお話ししたことはございませんが)感じてしまったのも事実です。なのでTwitterでは白けた感じを吐露してしまったんですね。二見書房の「仮面ライダー大研究」でも読んでネタに昇華する方法を会得できるようにならないかなあと思ってしまったのも事実なんです。矛盾しているでしょう。でも心は「舞いあがれ!」に出てくる久保田磨希さん演じる我妻花江(わがつま はなえ)と似ていると思いますよ。文句を言いつつ結局つきあってしまうと。だから何か心に響くものがあれば態度はガラッと変わってしまうのです。でも響かないものに関しては文句を垂れたくなっちゃうのです。捻くれてますよねえ、と他人事のように書いてますけどね。

まあ具体的に挙げると大まかにはヒーロー関係者にもクライシス帝国側それぞれに不満が残る出来になっていたんですね。江連卓さんや蔦林淳望監督やアクション監督の村上潤さんや(多分)岡元次郎さんなどの(当時の)JACの皆さんが頑張ったことはわかりました。(当時)上野めぐみさんはやはりオーラ全開で弓まで使って南光太郎と霞のジョーを支援した(お、ここで本音が少し出ましたよ。やはり隠そうと思っても出ちゃうんですね。)のは本当に楽しかったのですが、既に戦闘力を開花させて光太郎と一緒に戦った白鳥玲子が今回はイマイチ活躍しなかったり、やはり心は戦士の佐原茂が登場しなかったりする事に疑問を抱いてしまったんです。これは改めてこの番組を観ようと思ったきっかけを考えると仕方のない事だと私は思ってしまうわけです。少し倒錯しているというのは自覚しています。「秘密戦隊ゴレンジャー」で新命明がバリブルーンやバリドリーンに倒錯した愛を傾けていたかのように見える(まあそれなりの理由があることも設定はされていますけどね)のも影響しているのでしょう。そういう倒錯した気持ちがあるのは否定しません。自分でも意外でしたけどね。

とまあ既に長くなってしまったのでクライシス帝国側に関して思ったことは別のネタシリーズにある程度書いたので、そちらをご覧ください。これもまた、落胆しかかった理由の一つです。

hirofumitouhei.hatenadiary.org

落胆しかかったと書いたのはそれなりの理由があります。ただそれはどうやら少し先になりそう。話を観てみないとわからないかなあというのは本音ですね。気持ちは変わるかもしれませんし、変わらないかもしれません。観てみないとわかりません。

あとお話を見終わった後、寝る前に別の趣味で観ている番組を観ていて思った事をTweetしたこともあるのでそれを安直に貼りましょう。私は多趣味だと言いきれますが、趣味については、もしかしたらタモリや市川沙耶さんなどと共通する姿勢なのかもしれませんが、とことん力を込めてしまうのです。それは教養として得たいというのが大きいのかもしれないですね。結局、いわゆる専門バカに終わっているものもあって、それが他人と会話する時にうまくキャッチボールできなかったり、できたりすることもあるので余計にそう思ったりもします。兎に角、教養をつけることは大事だと思うのですよ。たとえそれが役に立たなさそうなことであっても。多分、特撮番組を好きな方も似たような経験をしていてコミュ障と認定されている人も中にはいらっしゃるかもしれませんが、私に言わせれば何か光るものを持っていると感じられればとことん付き合いたくなるのも事実です。でもうまくいかなかったら仕方がありませんけどね。

結構毒吐いていますけど、褒めるところは褒めたつもりです。褒めたくなることは褒めるし、そうでないものはそれなりに。やはり樹木希林さんは偉いですねえ。当初はそうでない人も美しく写りますというCMだったらしいのですが、樹木希林さんが「そんなわけないでしょう」と突っ込んだのが理由であの名コピー「美しい人は美しく、そうでない人はそれなりに写ります」となったそうですが、それも含めて発案者は樹木希林さんだと言いきれます。

そして私もそんな感じで生きていくんじゃないですかねえ。私は念仏の鉄のように、まさにエリートから転落して結局実家に戻る羽目になった人ですが、それでも後悔はしておりません。役に立たなかった経験はやはりありませんでしたし。ただ事情も知らずに実家暮らしということだけを弄られるのはやはり嫌で、そういう人には心の底から嫌だと言います。おっと、これも仮面ライダーBLACK RXで描かれた話であり、帰ってきたウルトラマンでも描かれた話でもありますね。ただ生前、市川森一さんが橋本洋二さんが掲げたテーマ主義を否定しまくった(ところがどっこい、それが実は彼のテーマになってしまい、強かにも橋本洋二さんはそれをうまく利用したのも事実です)し、田口成光氏が描いたような子供にヒーローが説教垂れる(これは言い過ぎだと思いますが市川さんがそんな風に感じて嫌悪して子供向け番組から去ったのも事実だし似たような理由で上原正三さんが白けてウルトラシリーズから去ったのもまた事実だと言い切れますかねえ)つもりもございません。あくまでも拾い上げるのが裏稼業(おかしな表現だというのは私も承知していますが、こう書きたくなります)の趣旨にしてますけど、これも上原正三さんは嫌うでしょうねえ。実際、彼の作品がそんな感じで捉えられて中傷されたのも事実ですし。よりによって私が本放送で見逃す羽目に陥った、バトルコサック交代劇が該当しますけど。

まあ見方を変えれば好きな女の子にかえって意地悪したくなっちゃう感じかもしれませんね。実は私、逆パターンを受けた事に全く気づいておらず、なぜか同窓会の場で複雑な気持ちになったことがございますが、それは全くの余談なので書きません。

おわりに

気がついたら先輩ライダーが登場する時が否応なく近づいてまいりました。スーツアクターを少し調べただけでも(当時の)JACがかなり力を込めていたことが捻くれた私にもわかってしまいました。ただ私はギリギリながらも「仮面ライダーはストロンガーで終わった」というのを実体験してしまいました。ストロンガーが主役のはずなのに仮面ライダー1号がリーダーとして活躍するのですが、本放送当時の私も城茂を演じた荒木しげるさんも特に不満を抱かなかったと言いきれます。実際、荒木しげるさんは(悲しいことに)生前、仮面ライダーが今も続くようになるとは当時は思わなかった、という趣旨の発言をなさっています。なので私も同じような気持ちでした、仮面ライダーストロンガー本放送当時は。

となると先輩ライダーの活躍をご覧になっていなかったであろう、仮面ライダーBLACK RXを実際に楽しんだであろう世代の皆さんとは当然捉え方が違ってしまう事もまた事実です。既にヒントは書いていますけど、やはり私が観た(本放送で観た記憶がきちんと残っているのはアマゾンとストロンガーですが)記憶が残っている私からすれば、頑張ったのはわかるけど何かが違うかもしれないなあ、と感じてしまうことをお許しください。実際、そういうのを実体験して負の連鎖に陥ったこともあるので、強かにネタ記事で書きましたが、またそう捉えてしまうかもしれませんねえ。

となると見方を変えて書いていくしかないのではないかなあと思ってしまいます。今回もお話にはほとんど触れませんでしたが、観たという証拠は残せた(また大袈裟な)ので、私は満足しております。長々とお付き合いいただきありがとうございました…おっと、このシリーズはまだ続きますけどね。記事自体の事を指してます、もちろん。