仮面ライダーBLACK RX 第47話「輝ける明日!」を観て

はじめに

仮面ライダーBLACK RX 第47話「輝ける明日!」(脚本:江連卓、監督:蓑輪雅夫、アクション監督:村上潤 (C) 石森プロ、東映)を観ました。それについて書きましょう。なんとか澄川真琴さんとの約束を果たしたことになりますね。実は本放送で観ていますけどつまみ食いして観た状態なのです。誤解していたこともあったし、覚えていたこともあれば覚えていないこともあったし、なるほど、こうなっていたんですね、でもなあ、と思ったのも事実。だから、仮面ライダーBLACK RXを素直に楽しんで観たであろう、当時のお子様(もっとも私も広い意味ではお子様でしたけどね)とは感じ方が違ってしまうのもまた事実。だからやはり捻くれた見方だと感じるのも仕方がないなあとは思います。何しろ私は「仮面ライダーはストロンガーで終わった!」と言うのをギリギリながらも体験してしまったのです。どうしても先入観を抱いてしまうのですよ。それは今も抜けきれていません。「ま、いっか」と言えば楽しめるのも事実だけど、「ま、いっか」と言えないところがまだあるのも事実ですからね。まあ十人十色ですから、それを強硬に主張する気もございません。老害になりますからね。老害には朝鮮人参…あ、それは労咳か。とふざけてしまいがちになるのをお許しいただければ幸いです。

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オープニング

さて今まできちんと触れては来ませんでしたが、オープニングを書いて観ますか。実はこれだけでも色んな情報が得られたりするのですが、書いてみます。うまく雰囲気を出せるかどうかまではわかりませんけど、最終回のものを引用しましょう。書けそうな感じで拾っているので映像とは微妙に違います。

プロデューサー

  吉川進

  堀礼文

    (東映)

  井口亮

  山田直良

    (毎日放送)

今まで触れませんけど、彼らはそれぞれ重要な仕事をなさっています。

原作

  石ノ森章太郎

連載

  てれびくん

  小学館学習雑誌

  テレビマガジン

  コミックボンボン

 テレビランド

今はない雑誌もありますが、雑誌展開も盛んだったのです。流石に本放送当時は実体験してはいませんけど、それ以前は読んでいた雑誌もあるのでよくわかります。

脚本 江連卓

音楽 川村栄二

主題歌

仮面ライダーBLACK RX

作詞 康珍花

作曲 川村栄二

編曲 川村栄二

宮内タカユキ

「誰かが君を愛してる」

作詞 康珍花

作曲 林哲治

編曲 川村栄二

宮内タカユキ

(コロンビアレコード CK-823)

ここから出演者です。

南光太郎

仮面ライダーBLACK RX

  倉田てつを

白鳥玲子

  高野槙じゅん

霞のジョー

  小山力也

的場響子

  上野めぐみ

吾郎

  小野寺丈

佐原茂

  井上豪

ひとみ

  井村翔子

ジャーク将軍

  高橋利道

クライシス皇帝の声

  納谷悟朗

ジャーク将軍の声

  柴田秀勝

本当は「高橋利道」と「クライシス皇帝の声」の間に横線が入ります。

岡元次郎

竹内康博

中嶋一恵

飯田則子

岩田時男

(ジャパンアクションクラブ)

本当はもっとたくさんの方が出ていたのは間違いありませんが、当時のJACの皆さんの主要メンバーはこう言う感じだったのでしょう。で感じる人は何かを感じるでしょうし、そうでない人はそれなりにですかねえ。

アクション監督

  村上潤

    (ジャパンアクションクラブ)

ナレーター

  政宗一成

本当は「ジャパンアクションクラブ」と「ナレーター」の間に横線が入っています。ここからアクション監督は村上潤さんが単独で担当したであろうことがわかります。ただ実際はどうだったのかまではわかりませんけどね。クレジットされない場合もあるからです。

ダスマダー

  松井哲也

マリバロン

  高畑淳子

監督

  箕輪雅夫

以上が今回のオープニングです。オープニングから得られる情報は結構あります。映像も細かい変遷がありますけど、長くなるので割愛します。また本当はエンディングからも得られる情報がありますが、やはり長くなるので残念ながら今回は割愛します。

クライシス帝国の動き

さてここまででかなり長くなってしまったので残念ながらある程度端折って書かざるを得ませんけど、やはり濃い話でした。琴線に触れたものもあれば残念ながら「力込めたのはわかるけどなあ」と思ってしまったものもあるのは確か。やはり十人十色なんですね、同じ作品を見て感じるのは。その時の気分にもよるんですよ。気がつくときは気がつくし、気がつかない時は「ボーっと生きてんじゃねえよ」とチコちゃんに叱られそうな感じで気づかない時もある。だから何度も観ちゃうんでしょうね。だから仮面ライダーBLACK RXは既に観たのにも関わらず、今も東映チャンネルで放送されているのを録画して観直してしまうのです。難しく言えば岸田現首相が言うところのリスキリングでしょうかねえ。要するに復習ですからね。だから私はネタバレ大歓迎なのですよ。おっと、また話が長くなりました。これだけで相当楽しめるようになったことはわかるでしょう。これは私の生き方にも関係があるかもしれませんね。興味があることはとことん楽しみたくなりますし、そうでないものはそれなりになってしまうのです。また樹木希林さんみたいなことを書いてしまいましたけど、皆さん、なんだかんだ言ってそうだと思いますよ。なのでマニアックなんて切り捨てることは私もすることがあるし、できないこともあるんです。私の生き様にも関わることですので、こだわってしまうのです、よくない時もあることは十分承知してますけど。まあわからない人はわからないんじゃないですか。でもそれを責める気もございません。だから結局、単独行動をとりがちになってしまうのですが、遊べそうな人とはとことんつきあうつもりもありますよ。

さて話を戻しましょう。最初は前回、ジャークミドラが倒されるところから始まります。そしてクライシス帝国でマリバロンとダスマダー大佐が話す場面になります。ここも見所なのですが、詳細は映像で確認してください。いかにも言いそうなことを二人とも言っています。怪魔界の事も語られているので、ダスマダー大佐はダスマダー大佐なりに怪魔界について心配している事もわかります。ただ、彼とは逆の考えを持つ人がいたこと、例えばゲリラの皆さんだったりしますが、そういう人がいるのも描かれています。これは今の日本を見てもそうでしょう。まあ与党支持者の人やら野党支持者の人やらは偏りがちですが、よく考えれば、それぞれ、彼らなりに日本のことを考えてはいるんですよ。ただその方向が違うだけなんです。まあ私はどちらかと言えば上原正三さんや市川森一さんの考え方に近いと勝手に思っていて、江連卓さんの考え方とは違っているなあとは思いますけど、何故か皆さん、似たような話を書くことがあるでしょう、微妙に違ってはいますけどね。生前、市川森一さんが「あのナチスも自分達は正義だと言ったでしょ」と主張して、それが「人間の自由のために」というナレーションとして残っていることは以前も書いたと思います。

南光太郎達の動き

また話が長くなってきましたので、今度はヒーロー側に話を移しましょう。やはり皆さん、霞のジョー、吾郎(いつの間にか戦士になってしまいましたね)、的場響子とひとみ、白鳥玲子(ここではジーパンを履いています。実はこれ重要だと思いますよ。)と茂の会話も見どころの一つ。やはり10人ライダーは…ま、いっか。ジョーと吾郎の会話から、南光太郎と10人ライダー(こう書きがちなのも、ま、いっか)が作戦を練っている事もわかります。さてヒーロー側とクライシス帝国側の思惑が(一応)一致する時がやってきます。

そこへマリバロンがクライシス皇帝の特使としてやってきました。それにいち早く気がついたのが白鳥玲子で「光太郎さん」と呼びかけるのも個人的にはツボですが、まあそれは置いておきましょう。光太郎は色々な理由から一人で乗り込むことを決意してマリバロンと一緒に行きますが、やはり気になるのでしょうね。ヒーロー側の人はほぼ全員、こっそり後をつけてやってきます。それも納得できる作りにはなっています。蛇足ながら、この時の仮面ライダー1号を演じているのは岡元次郎さんなんでしょうねえ。この場面ではシン(敢えてこの言葉を使いますが)とも言えますからね。

南光太郎、クライシス皇帝に謁見す

さてクライシス皇帝に南光太郎は謁見します。おそらくロケ地は大谷石の採掘場でしょう。もっとも私がそう思っただけですよ。さてクライシス皇帝は南光太郎に、クライシス帝国でかなり高い地位につけることを提案します。これはクライシス皇帝から見ればかなり譲歩したつもりなのでしょうが、南光太郎が呑める条件ではないこともまた事実。うーむ。難しいものですねえ。流石のクライシス皇帝も仮面ライダーBLACK時代の南光太郎まではご存知なかったのでしょう。だから「サーの称号を与えて」「地球の支配者にする」と提案してしまったのでしょう。他にも、この条件に納得のいかない人がいるわけです。なおクライシス皇帝の声を演じているのはショッカー首領の声も演じた納谷吾郎さん。ここからも当時の制作者が力をこめていたことは本放送当時の私も理解できました。ただ演じ方は違っていて、皇帝陛下であるからか、ショッカー首領のようなガラの悪い感じを抑えていて、ナレーションで見せていたような感じになっています。

さて南光太郎以外にもクライシス皇帝の提案に納得できなかった人がいます。マリバロンです。今まで戦っていた相手を自分より地位の高いサーにするなんて呑めるわけがありません。なので不平を述べてしまい、南光太郎に攻撃まで加えてしまいます。それを黙って見ている光太郎でもなく、応戦していまいますが、勢い余って、マリバロンの顔の傷まで露わになってしまいました。まあこの場面を描くためにジャーク将軍自らジャークミドラとして出動することになったのでしょうが、本放送当時の私がそこまで深読みできたかどうかはやはり微妙で、つまみ食いでなくても理解できなかったかもしれませんねえ。ここは高畑淳子さんの演技が光りますが、皇帝陛下の怒りを買うのも当然で、最終的には皇帝陛下の攻撃で粛清されてしまいます。あれ、ダスマダー大佐がいないような気がしますが、その理由は後でわかるでしょう。

さらに皇帝陛下は南光太郎の説得を試みましたが南光太郎は皇帝陛下の提案を一蹴。ついに交渉は決裂し、ダスマダー大佐を皇帝陛下が出動させるという流れとなります。ここで的場響子も我慢できなくなり、弓矢を放って攻撃開始。当然のことながらヒーロー側の皆さん全員も登場。個人的にツボなのはやはり第一声が白鳥玲子の「光太郎さん」であったことですけどね。だから10人ライダーは…ま、いっか。ただ、やはりダスマダー大佐はただものではないので、光太郎の仲間がつけてきたのも計算済みです。否応なく戦いが盛り上がります。10人ライダーも一応活躍を見せますが、ダスマダー大佐の攻撃を皆が受けたところでCMに入ります。蛇足ながら、この時の仮面ライダー1号を演じているのは岡元次郎さんなんでしょうねえ。この場面ではシン(敢えてこの言葉を使いますが)とも言えますからね。

最終決戦

さてCM明けてダスマダー大佐が「南光太郎を倒したぞ。」と言い放つ場面。これも私が10人ライダーは…ま、いっか。ところがそうであるわけがありません。仮面ライダーBLACK RXがダスマダー大佐の前に現れます。蛇足ながら、この時の仮面ライダーBLACK RXを演じているのは岡元次郎さんなんでしょうねえ。この場面ではシン(敢えてこの言葉を使いますが)とも言えますからね。

さて仮面ライダーBLACK RXは地球の未来を賭けて、ダスマダー大佐およびクライシス皇帝はクライシス帝国50億の民の未来を賭けて戦います。ダスマダー大佐およびクライシス皇帝は怪魔界が地球と兄弟であるような関係にあることや怪魔界が地球の環境汚染の影響でガタガタになっており、地球にクライシス帝国50億の民(実は本放送当時の地球の人口とほぼ同じなんですね)が移住する必要がある、ということを明かし、さらにはダスマダー大佐がクライシス皇帝の分身(もしかして御本人?)でもあることまでも語られますが、最終的にはダスマダー大佐もクライシス皇帝もリボルケインで倒されます。うーむ。やはり10人ライダーは…ま、いっか。それに目を瞑れば楽しめることは間違いなし。よく考えれば今までの話と整合性が取れてないような気がしますが、ま、いっか。楽しむためには目を瞑りましょう。地球のためとはいえ、クライシス帝国50億の民も滅ぼしかねない行為のような気もしますが、ま、いっか。和平派の皆さんがなんとかしてくださるでしょう。

戦い終わって

さて仮面ライダーBLACK RXは10人ライダーと共に世界各地で戦うことを決意し、10人ライダーにもそう言います。

そして次は南光太郎が佐原夫妻のお墓参りをする場面。もちろん、戦士の皆さん、佐原茂とひとみ、白鳥玲子、吾郎、そして霞のジョーも一緒です。場所は多分城ヶ崎海岸だと思いますが、あくまでも私がそう思っただけです。私は城ヶ崎海岸へ足を運んだことがありますが、吊り橋しか行ったことがないのです。でも地形はそんな感じです。個人的には快傑ズバットの最終2話も思い出してしまいますが、飛鳥五郎の墓とは場所も形も微妙に違います。茂もひとみも思うところがあり、それがよくわかる場面も用意されています。個人的にツボなのが、やはり白鳥玲子の服装。ピンクのスーツ(本放送当時にそう言ったかどうかは記憶が曖昧ですけどね)でスカートです。これまた本放送当時にそういう言い方をしたかどうかは定かではありませんが、勝負服といっても過言ではない感じです。やはり皆さん、思うところはあるのでしょう。さて佐原夫妻に報告と祈りを皆で済ませた後、南光太郎の決意を聞いて、霞のジョーは忘れた過去を探して旅をする(え? ま、いっか)すると言い、的場響子は茂とひとみと一緒に住むと言い、白鳥玲子はカメラマンに戻る(え? ま、いっか)と言い、吾郎は日本一のコックになると言います。まあ瑣末な疑問…ではないとは私は思いますけど…に目を瞑れば、皆、そう決意するのも納得はできます。こうして仮面ライダーBLACK RXは終わります。最後の挨拶をセリフだけ引用しましょう。

南光太郎「みんな、お別れだな。」

白鳥玲子「光太郎さん。」

霞のジョー「兄貴。」

吾郎は頷くだけ。

的場響子「光太郎さん。また会えるわよね。」

佐原茂「きっとだぞ。」

佐原ひとみ「お兄ちゃん。」

南光太郎「また会えるよ。(海の方を向いて海に近づき)また会えるよ。いつかまた、君達と会うために、俺は俺を鍛える旅に出るよ。(振り返って)みんな、元気でな。」

吾郎は頷き、

白鳥玲子「うん。」

霞のジョー「ああ。」

的場響子「うん。」

佐原茂「はは(と笑う)」

佐原ひとみ「うふ(と笑う)」

そしてオートバイに乗って南光太郎は一人旅立ちました。こうして物語は終わったのでした。

おわりに

色々ありましたが、仮面ライダーBLACK RXを最後まで観ることができました。多分、中野へ行かなければ死ぬまで観なかったかもしれません、いや、本当に。ただ色々やらかしてしまったことは確かなのでエピローグともいうべき記事(以前も述べたとおり、書きたいテーマは二つですが、記事は一つになるでしょうね、多分)を書いたら、私も身を引こうと思います。まあ、裏稼業(別件で始めたのですがなぜかこう呼んでますね)のネタブログはネタが見つかれば書くでしょうし、表稼業(これもなぜかこう呼んでますね)のこのブログも気が向いたら書くでしょう。まあしばらく謹慎して、時が来たら再開しましょう…未だ終わっていませんが。

ただ皆さん、色々な人生を送ってきたでしょう。夢を叶えて活躍した人は夢破れて引っ込みざるを得なかった私にとっては雲の上の人とも言える存在であるのもまた事実。まあ私も気づけば色々と足跡を残しましたから、ある意味、他の人とは違った人生を送れたのかなあとも思います。それに私も色々やりすぎました。また本業も忙しくなるかもしれませんし、そうではなくなるかもしれません。これは流石にここに書ける内容ではありません。ま、出せるものは出すと思いますので、しばらく謹慎して休んでから再開することになるのでしょう。明日は明日の風が吹く。なるべく振り向かないで前を向いて生きていきましょう。本当は引退したいんですけどね。矛盾してますけど、否定はしません。藤枝梅安先生や念仏の鉄や日下部孝介ことマイトみたいに遊びながら生きていくことは間違いないでしょう。虎の威なんて借りるつもりはございません。私の地金を観てください。今、言えることはそれだけですね。まあ、知っていることは知っているけど、そうでないのはそれなりに。やはり樹木希林さんは偉大ですねえ、というのは大袈裟すぎるかなあ。ただ江連卓さんの考えと私の考えることも違うこともまた事実…ま、いっか。

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