松屋の自動券売機は下の写真の通り、4つの言語に対応しています。
- 日本語
- 英語
- 中国語
- ハングル
しかし、翻訳が十分というわけではなく、一部のメニューは日本語になっている事があります。例えば牛鍋膳定食を各言語でみてみると次の通りになっています。写真は2018年11月24日に松屋 蕨店で撮影したものです。
各メニューの名前は各言語にきちんと翻訳されているようですが、よくみると次の日本語がそのまま残っている事がわかります。
- 円
- お得なセット
- または
- お肉1.5倍増
下の3つはおそらく商品の画像の中に埋め込まれているのでしょう。4言語分の画像を用意するとそれなりにリソースを消費するため、端折ったのでしょう。また、値段の単位「円」についても端折られています。そしてどの言語で購入しても、出てくる食券は次の通り、日本語です。
右半分は店員が使うところなので日本語で良いとしても、左半分は各言語に応じて変えた方が親切です。でもそれなりにコストがかかるので端折っているのでしょう。
というわけで松屋フーズの自動券売機は中途半端に4言語に対応している事になります。
ただ、全メニューが表示されるだけマシです。JR東日本系列の立ち食いソバ屋の自動券売機は日本語以外のメニューを選択すると購入できるメニューの数が減ってしまいます。
例として蕨駅で2018年11月24日に撮影したものを載せましょう。まず、日本語での表示です。この店独自のメニューも含めて表示されています。
次に英語を選んでみましょう。
一気に数が減ってしまいました。お店独自のメニューは表示されなくなり、購入できるメニューの数が半分以下になっている事がわかります。これはとても不親切です。
というわけで、松屋フーズの自動券売機の多言語対応には不具合があるものの、一応、全メニューを購入する事ができるので、まあまあと言うべきなのでしょう。ただ、過去の翻訳には色々と不具合があり、ひどい場合にはボタンに画像と値段のみが表示されていたと言う事例もありました。自動券売機の多言語対応は大変だという事なのでしょう。