「秘密戦隊ゴレンジャー」第2話「青い地球! 死の砂漠化計画」

はじめに

この記事では第2話「青い地球! 死の砂漠化計画」を紹介します。

工藤博士、サンドビーム開発す

工藤博士はあらゆる物体を砂に変えるサンドビームを開発します。実験は成功しますが、その瞬間、武者仮面登場。工藤博士の息子を楯に取り、サンドビームを強奪してしまいます。

スナックゴンにて

ところ変わって、スナックゴンでは大ちゃんがカレーを食べながら加藤太郎を相手にオセロをしていますが、「難しいのう。」とボヤいています。大ちゃんがカレーばかり食べるので前回登場した常連客2名もマスターも呆れ顔。そこへ店員が帰ってきました。出前に行ったのでしょうか? マスターと交わした会話は。

マスター「どうだった?」

店員「事件発生です。」

マスター「ご苦労。」

と同時に緊急呼び出し信号発令。大ちゃんは「また後じゃ」と言ってゴレンジャールームに急行します。

ゴレンジャールームにて

ゴレンジャールームに入るには各人が持っているキーをはめると5つ揃っていなくても中に入れるようですね。で出動となるわけですが、大岩はゴレンジャーマシンの格納庫にある怪しげな出入口みたいなものを見つけてなんのためにあるのかを海城に尋ねますが

海城「そんなのはあとでいい。」

とごまかされます。

 

今回は大ちゃんがグリーンマシンのサイド部に乗って工藤博士のところへ向かい、ペギーはブルーマシンのサイド部に乗って海城と一緒に武者仮面の元へ向かいます。ペギーは前回同様、サングラスをかけています。

新命「武者仮面。東北支部を襲った奴だ。」

新命が熱くなっていますが、海城とペギーは無反応。

モモ「アカ、いいわね、行くわよ。」

これが初めて「いいわね、行くわよ。」と言った時のようです。ですが、結局、武者仮面には逃げられてしまいます。

 

それと前後して、工藤博士の自宅を黒十字軍の別働隊が襲っていますが、工藤博士の息子のコウイチを救出する事に大ちゃんと明日香は成功します。

大岩、マスターの正体を怪しむ

怒りに燃える新命ですが怪我してしまい、ペギーの手当を受け、海城には「熱くなるなよ。」と怪我した部分を叩かれてしまいます。どうも海城と新命は顔見知りだったようですね。

 

一方、スナックゴンでは大ちゃん達がコウイチを保護していましたが、コウイチは父親が心配になったのか、外へ出て行ってしまいました。店員、常連客、明日香とともにコウイチを探そうとした大ちゃんはスナックゴンの出口の前でマスターに呼び止められます。

マスター「おい、キ。」

大岩は立ち止まりました。そして

マスター「あっちだ。」

大岩「あっちか。よーし。」

とマスターが指し示した反対方向へ走ろうとしましたが、ふと何かに気がつき、立ち止まってマスターにこう言います。

大岩「おいどんの事を今、なんと呼んだ?」

マスター「は?」

大岩「キ。確かそう呼んだのう。」

マスターも狸です。

マスター「何言ってんだよ。大岩さんの岩って言ったんだよ。」

大岩「そうか? 確か、キって聞こえたんだがのう。」

マスター「そうか? 急げ。」

大岩は怪しみながらも追いかけますが、黒十字軍に連れ去られてしまいました。

明日香「大岩さん、大丈夫ですか。」

この時は未だ大ちゃんと呼んではいなかったのですね。まあ最年少ですからね。中盤では大ちゃんと呼んでましたが。

武者仮面のアジト判明

さて海城はレッドマシンにペギーと二人乗り。そこへゾルダー姿の男が登場し、アジトの情報を知らせて絶命します。彼のコードネームは002。イーグルの諜報部員だったのです。その直後に武者仮面が登場。海城とペギーは武者仮面に捕まってしまい、アジトに連れ込まれます。ペギーは海城が抵抗もしなかった事を責めますが、海城はもっと情報を得たかったのでわざと捕まったのです。コウイチも武者仮面に捕まっていました。そして海城とペギーは工藤博士とコウイチとともに処刑されそうになります。隙を見て、海城は救援信号を発信。新命はバリブルーンで急行。大岩と明日香もグリーンマシンで急行します。

名乗り

武者仮面は4人を処刑しようとしますが、そこにバリブルーンの姿が見えます。その隙に海城は隠し持っていたナイフで縄を切り、残りの3名の縄も切ります。そして工藤博士とコウイチはバリブルーンが救出。アカとモモはバーディーで崖の上にいるキ、アオ、ミドと合流。そのあと、アカ、アオ、キ、モモ、ミドの順に無言でジャンプし、武者仮面を取り囲みます。

 

武者仮面「何者だ?」

 

アカ「アカレンジャー

アオ「アオレンジャー

キ「キレンジャー

モモ「モモレンジャー

ミド「ミドレンジャー

 

そしていつの間にか、アカ、アオ、キ、モモ、モモの順に横に並び、それをアカの斜め前から全員入るように映しながら

 

アカ「五人揃って」

全員「ゴレンジャー」

 

まだ完成形ではありません。手の立て方は斜めにしていたような気もしますが。

戦闘開始

というわけで戦闘開始。今回、モモレンジャーはイヤリング爆弾を使ってますが、「行くわよ。」と言って放っています。ここも試行錯誤があったんですね。

ゴレンジャーストーム

というわけでゴレンジャーストームとなりますが

アカ「ゴレンジャーアタック」

と言って、前からアカ、アオ、黄、ミド、モモの順に並びます。そして

アカ「ゴー」

と言ってモモ以外が散り

モモ「ゴレンジャーストーム、ミド」

と言って白いボールを投げます。ここからはミド、キ、アオの順に投げてパスして行き、アオは高く投げ上げます。これも初めて見た時は驚きました。試行錯誤していたのですね。

アカ「フィニッシュ。」

 

ところが武者仮面には効かず、彼はサンドビームを持ってロケットに乗って宇宙へ飛び立ちます。宇宙からサンドビームを使うつもりなのです。

 

アカは冷静に「高性能小型ミサイル」の使用をモモとアオに命じます。アオはモモから高性能小型ミサイルを受け取り、セット。

アオ「ブルーアーチェリー」

高性能小型ミサイルは武者仮面の乗るロケットに命中。武者仮面は倒されました。

 

エンディングはゴレンジャーマシンに乗る海城達5人。何気に新命が初めて大岩を乗せてブルーマシンを運転する場面です。

おわりに

とまあ殺陣は試行錯誤が目立つわけですが、作風はあまりぶれていません。殺陣が固まるのはいつの日か。暫くはそれを見て行くことにしましょう。

 

また、スナックゴンの入口の辺りは今よりも建物が少ないです。1975年の西新宿の風景を記録した貴重な映像とも言えるのでしょうね。この当時は東京都庁は東京駅と有楽町駅の間にあったので西新宿は空地ばかりでした。なのでこの頃の特撮ヒーローは西新宿でロケして戦闘している場面が実に多いです。