「仮面ライダー1号~RX大集合」を観て

はじめに

結構このブログのアクセス数が増えて驚いております。アクセスログを観ると日曜日に参加したイベントに関する情報目当ての方と再訪してくださって各所に貼り付けたリンクを辿り始めた方とがいらっしゃるようです。ありがとうございます。単純に感じたままを書いただけですし、諸事情で書かなかった事もあります。このブログに書いたことはあのイベントの極一部に過ぎません。

さて勢いで申し上げた事とは言え「仮面ライダーBLACK RX」を観ると約束しました。その証跡を残さなくてはなりません。で証跡という大仰な言葉を使うのは理由がありまして、私は情報処理の仕事をしています。プログラムのテストをする時に、確かに想定通りの結果になった、残念ながら想定通りの結果にはならなかった、という記録を残さないといけません。その記録を私の仕事場では証跡と呼んでおります。

前書きが長くなりました。「仮面ライダーBLACK」と「仮面ライダーBLACK RX」との間に「仮面ライダーBLACK RX」の番宣番組がありました。今回取り上げるのは「仮面ライダー1号~RX大集合」です。ありがたいことに東映チャンネルはこの番組も放送してくれました。もっとも東映特撮ファンクラブにも収録されているのでサブスクリプションサービスに入っていればいつでも観られますが。非常に便利な世の中になりました。技術の進歩は凄いなあと他人事のように言ってますが、これでも技術者の端くれです。

本放送当時の思い出

とまた長くなりましたが、放送当時の思い出を書きましょう。恐ろしいことに35年近くも前の話です。当時私は大学生でした。「仮面ライダーBLACK」が始まった時は高校3年生でした。私の在籍していた高校は浪人する人が大勢いたのですが、なぜか私は浪人せずに3校受験して奇跡的に最後の1校だけ受かり、現役で大学生になることができました。奇跡としか言いようがない出来だったと自己採点をした時は思いましたが、それなりに努力はしていました。絶体絶命の危機に陥っても何かのきっかけで逆転のチャンスを掴むというのは上原正三が得意にしていた話です。まさにそれをそれを地で行くような展開だったと思います。

この番組を放送した直後、アルバイト先の塾で当時中学3年生だった生徒と「仮面ライダー1号~RX大集合」の話をしたのを覚えています。それまでの仮面ライダーが「全員」出るわけですから、初めて観た人はそりゃ興奮するでしょう。ただ私は本放送を観られなかったものもありましたが、(仮面ライダーBLACK RX以外は)既知のライダーばかりだったので「うん、そうだね。」という感じの受け答えだったと思います。いわゆるジェネレーションギャップというものでしょう。あと当時は大人になったら特撮番組から卒業しなくてはいけないという不文律のようなものがあったと思います。それも影響していたのでしょう。ですが、結局卒業できず、こんな記事を書いているわけです。当時はBS放送はありましたがCS放送やケーブルテレビは私の身近にはありませんでした。録画するための機械も自宅にはなかったので、テレビの地上波で本放送されたら再放送されない限り視聴はできませんでした。実質的にチャンスは本放送の時のみだったわけです、観るのは。

さてそれから35年くらい経ちました。CS放送が始まり、ケーブルテレビ局が出来て多チャンネルの時代に突入しました。そして録画装置も手に入れました。番組が放送される機会が増えると同時に録画して見返すことができるようになったのです。また情報処理技術の発達でパソコンやスマートフォンからも番組を観ることができるようになりました。それらを駆使して私は過去の番組をそれこそサルのように何度も何度も見ました。手塚治虫は「バンビ」を何度も映画館へ行って観たそうですが私も似たようなものだったのです。そうすると細部がわかるようになります。というわけで35年くらい前にはわからなかったことがわかるようになりました。というわけで番組を観ていきましょう。

仮面ライダーBLACK

おや、すっかり忘れてましたが最初は「仮面ライダーBLACK」のロゴが表示されました。南光太郎がオートバイを駆りながら仮面ライダーBLACKの戦いが振り返られます。おやシャドームーンも出てきました。何気にビルゲニアもいましたがサタンサーベルを取り上げられてしまいました。秋月杏子と紀田克美も映りました。平和って良いものだなあという南光太郎は幸せそうですね。長い年月が経っていたのでしょうね、おそらく。

クライシス帝国

と思ったらクライシス帝国の皆さん御登場。すっかり忘れていましたがジャーク将軍の声は星一徹(我ながら古い…)こと加藤精三です。幹部の皆さんもお揃いです。で夜の街で南光太郎が襲われます。で先輩達の登場です。

仮面ライダー1号

本郷猛はヘルメットを被っていません。なので所謂旧1号の時ですね。仮面ライダーはベルトの風車に風圧を受けて変身していたのです。これは一時期忘れ去っていて、中学生の時に奇跡的に土曜日朝にTBSで再放送された時に気がつきました。TBSは毎日放送制作の番組をあまり再放送してくれませんでした。とまた横道に外れましたので話を戻しますが、次の場面で登場するのは新1号。え!? 戦闘員も骸骨の模様がついた戦闘員なので日本に戻ってきた後です。うーむ。確かに仮面ライダー1号が戦った時期は二度ありますが強引な感じは否めません。

さて立花藤兵衛とユリが同じ十字架で裏表に縛られています。ユリは空手初段…というだけなのに立花レーシングクラブに入った人です。フィルムは映画「仮面ライダー対じごく大使」からの流用です。滝和也が登場しました。御存知の方も多いと思いますが、この方は千葉真一さんの弟の(当時)千葉治郎さんです。色々あった末、現在は実家のある君津市に戻っています。偶然にも私の父方の祖父の親戚は君津市の久留里付近に住んでおり、私も子供の頃に一度だけ行ったことがあります。ただし君津市は結構広くて(当時)千葉治郎さんは久留里からは山を越えないといけないと思います。滝和也はFBI捜査官だから結構活躍しました。たまに滝和也は「JAPAN ACTION CLUB」と書かれたジャケットやTシャツを着ている時があるので要チェックです。(当時)千葉治郎さんは仮面ライダーで高橋一俊さんにつけてもらった殺陣を当時のJACの皆さんに教えていたのだそうです。この雌伏の時を過ぎて「ロボット刑事」を初めて1次請けして今の地位を築いたわけですね。大変だったと思います。

と思ったら、今度は蜘蛛男と仮面ライダーは戦いますが明らかに旧1号です。時系列が合っていませんが、それは目を瞑るのが賢明です。と思ったら、トカゲロンがバーリヤ破壊ボールを蹴りました。対するライダーの声は藤岡弘、の声ではございません。当時、藤岡弘、さんは重傷を負って入院中。なので声を当てることができなかったのです。ここから復帰するのですが、壮絶な治療とリハビリを経て復帰します。所謂桜島1号の時の話は壮絶すぎます。

さてトカゲロンが倒された後はカミキリキッドとの戦闘です。こちらは映画「仮面ライダー対じごく大使」からの流用ですね。今度は藤岡弘、のお馴染みの声です。ガラガランダも倒されました。

次は本郷猛の改造場面と思ったら

仮面ライダー2号

一文字隼人が立花藤兵衛と滝和也に自分の正体を告げて初変身する場面が流れます。初めてなので佐々木剛さんがポーズを間違えてしまったけれども監督が気づかずOKとなった有名な場面です。

と思ったら、南紀仮面ライダー1号と一緒に改造サイクロン(1号は新サイクロン)を走らせ、戦うのはゴースター。うーむ。時系列がバラバラなので姿(手袋やブーツの色など)が合っていません。で直後に映るのは大阪城にいる仮面ライダー2号。ドクガンダーを倒し、次はアマゾニアとの対戦。この順番は一応合っています。なお佐々木剛さんの人生もこれまた壮絶なものでした。今は大山商店街で居酒屋を経営なさっています。

さて死神博士が登場。スイスにいた時のものでしょう。次は映画「仮面ライダー対ショッカー」での有名な怪人達が大勢揃う場面。ザンジオーがダブルライダー相手に火炎を吐いたら、次に出てくるのはゾル大佐。即座に鞭打って狼男に変身です。

うーむ。伊上勝の作風も適当でしたが、この番組の作りも適当なようです。まあ仮面ライダーはそういう番組です。

おっとショッカーライダーと戦う場面となりました。で仮面ライダーV3の時の曲が流れる中、猿島ゲルショッカーの結成式が行なわれています。と思う間もなくショッカー首領が倒されました。そしてこの後、登場するのは本郷猛と緑川ルリ子。うーむ。そしてライダーガールズ(初代)の皆さん御登場。なお、この番組ではユリは既に登場していますが、この場面は「仮面ライダー」での初登場の場面です。頭がこんがらがってきました。無視しましょう。野原ひろみとユリが水着を着ていると思ったら、次の場面は季節が一気に飛んでお正月。ユリ、藤兵衛、五郎、エミ、ミカがフェリーを降りて九州に上陸。尺の関係で「渡る世間は鬼ばかり」にも出演したあの方に触れることはできません。鳩山邦夫さん(の秘書?)の車が東映生田スタジオにも来たという話を聞いたような気がします。

そして登場するのはイソギンジャガー石ノ森章太郎扮する釣り人に襲い掛かります。

仮面ライダーV3

この調子だと長くなってしまいます。悪い癖ですね。さてやっと仮面ライダーV3登場です。ハサミジャガーが風見家にご乱入。風見志郎の目の前で父と母と妹が殺されます。風見志郎がダブルライダーに「俺を改造人間にしてくれ」と改造人間になった苦しみも知らずに懇願する有名な場面です。ダブルライダーの後ろにいるのは珠純子。で尺の都合で大事な場面が端おられ、風見志郎はダブルライダーに改造手術を受けて仮面ライダーV3となります。風見志郎はバイクに立ち乗りしながら変身しますが宮内洋さんはオートバイの運転をかなり練習したそうです。で風見志郎は「変身ヴイスリャー」と言っていたという都市伝説(?)がありますが、私は何度聞いても「変身ヴイスリー」にしか聞こえません。と思う間もなく後期オープニングの場面。と思ったら、前期オープニングの場面。順番がやはり合っていません。ドクトルG、吸血マンモスことキバ男爵、ツバサ大僧正、そして映画「仮面ライダーV3デストロン怪人」でのタイホウバッファローとの戦いですが、四国で戦っている場面のはずなのにロケ地はどう観ても三浦半島の剣崎です。うーむ。と思ったらギロチンザウルスはちゃんと松山で倒されました。そして有名な「仮面ラーイダを3人まとめて倒してやる」の場面です。V3の頃になると大野剣友会の佐藤巧さんなどがトランポリンを担当するのでJAC(当時)の皆さんはトランポリンを担当していない…はずです。助っ人としての参加はあったかもしれません。さてあの人が登場しないまま、V3はデストロン首領を倒してしまいました。で爆煙あげる場面は映画「仮面ライダーV3デストロン怪人」からのような気がします。うーむ。

ライダーマン

と思ったら次の場面は結城丈二の処刑場面です。ヨロイ元帥を演じた中村文弥さんは2号ライダーやサナギマンやイナズマン変身忍者嵐などを演じた人ですが、被り物をしているのでお顔が見えません。私は中屋敷哲也さんと新堀和男さんとはお会いできましたが、中村文弥さんにお会いすることはできませんでした。中村文弥さんが他界してしまったからです。やはり会うチャンスがあったら積極的に使わないとダメですね。でライダーマンの活躍場面が流れます。オニヒトデをネットアームで捕まえたりシーラカンスキッド(なんとデストロンライダーマンの正体)を倒すためV3と共闘する場面が流れます。そしてプロトンロケットに乗り込みました。仮面ライダーV3ライダーマン仮面ライダー4号の名を贈ったところでCMに入ります。ライダーマンって強かったんですね。

なお、中村文弥さんは仮面ライダーストロンガーライダーマンを演じたことがあるらしいです。本当だったらスゴすぎますね。

仮面ライダーX

CM明けると神敬介改造場面です。父と子の対立は長坂秀佳のおはこですが、残念ながら脚本を4本しか書かせてもらえませんでした。で初めてセタップ変身する場面です。上陸したのは茅ヶ崎辺りの海岸です。完全に余談ですが、一時期、4ヶ月くらい、私は江ノ島のそばの鵠沼にある独身寮に住んでいましたが、その独身寮は紆余曲折の末、高級老人ホームになりました。

Xライダーは武器持ってましたね、ライドルを。仮面ライダーBLACK RXが使うリボルゲインの先駆けです。でXライダーがクルーザーを走らせるのは三栄土木と呼ばれた造成地。そう。ストロンガーまでの仮面ライダーは砕石場ではなくて東京都稲城市にある造成地で戦っていたのです。秘密戦隊ゴレンジャーもそうです。ジャッカー電撃隊も多分そうです。アトラスがXライダーに持っていた地球を投げました。何気にこれが最後の長坂秀佳脚本です。これまた余談ですが、長坂秀佳は「仮面ライダーBLACK」放送中、テレビで観て、このライダーを書きたいと言ったそうです。一応、吉川進プロデューサーのところまで話は行きましたが、吉川プロデューサーは「お前はギャラが高すぎる」と言って断ったのだそうです。その頃の長坂秀佳は「特捜最前線」などを書いていましたから。なお長坂秀佳は一方的に市川森一をライバル視していました。でXライダーがクルーザーでアトラスの投げた地球を飛ばしたら、次に登場するのはコウモリフランケン。映画「五人ライダー対キングダーク」からの流用です。と思ったら最終回でのキングダークと戦う場面になり、またコウモリフランケンの登場です。また頭がこんがらがってきましたが、無視しましょう。コウモリフランケンは倒され、Xライダーは富士の裾野の自衛隊の演習場でクルーザーを止めました。多分、あのオープニングを撮影した時に撮ったのでしょう。

で後から思い出しましたが、速水亮さんの人生で重要な人がバッサリ削られております。尺の都合でしょうねえ…。あの赤い人も出てきませんでしたから。太陽繋がりのなずなのに…。で速水さん曰く、意識したのは共演が終わってから今後の自分の俳優人生をどうするのかを相談された時だったそうです。そう言うもんですよねえ。

山口豪久さんも「マグマ大使」でちょっとだけ共演したのがきっかけで結婚したそうです。実はどちらも苗字が同じ山口で撮影終了後、たまたま自宅の方向が同じだったので、じゃあ自動車でお送りしましょう、と言うのがキッカケだったそうで。凄い偶然ですね。
誠直也さんは…キリがないので今日はこの辺にしといてください。

仮面ライダーアマゾン

私が本放送で観た記憶が残っているのはアマゾンからです。第1話を観た記憶がしっかり残っています。ナレーターは山本大介と明言していますが、実は彼がその名前だと言うのをきちんと見抜いたのは高坂教授だけかもしれません。さて山本大介をアマゾンに改造したバゴーは知っていたかもしれませんが、そこはわかりません。さて山本大介がいる野山はもしかすると東映生田スタジオのそばだったんじゃないかなあと思います。よみうりランドのそばに東映生田スタジオが設置されていましたが、私が正確な位置を知ったのは今世紀に入ってから。行ってみたら本当に山の中という感じでした。でその設備の不便さを鈴木武幸プロデューサーは著書で嘆いていました。さて山本大介に十面鬼が襲い掛かったと思ったら、やっとバゴーが登場です。順番が合っていません。十面鬼に襲われた山本大介は既にギギの腕輪をつけていましたが、その後でバゴーがギギの腕輪をつける場面になるのでよく観ると混乱します。ボーっと生きるのが良いようです。そして山本大介は「アーマーゾーン」と叫ぶとアマゾンライダーに変身。変身場面でのアマゾンライダーは新堀和男さんです。できる限り低い姿勢をとっていたので腰に来たそうですが、途中でアカレンジャーを担当することになったので離脱。その後のアマゾンライダーは中村文弥さんや中屋敷哲也さんが担当しましたが、普通に立って戦っていました。高橋一俊さんの指示なので仕方がありませんが、その胸中は複雑だったそうです。と書いている間に山本大介は岡村まさひこと友達になりました。岡崎徹さんはまさひこを演じる松田洋治さんの演技を著書で誉めていた記憶があります。自分より上手かったと言い切っていた気がします。個人的には「太陽にほえろ!」でのスコッチ刑事とのやりとりも好きですね。私はテキサス刑事も好きですがスコッチ刑事も好きなのです。あと「スケバン刑事」にも出てました。この番組も大野剣友会がアクション担当です。

おっと話が横道にそれました。悪い癖です。モグラ獣人が出てきたと思ったら、立花藤兵衛がジャングラーを作って山本大介にご披露します。その場所は東映生田スタジオそばの坂道を上り切ったところ。坂道の途中には本郷猛が住んでいたマンションがあります。全裸に腰蓑とギギの腕輪をつけただけの格好で山本大介はジャングラーを走らせます。転倒したら確実に大怪我します。なお私は仮面ライダーは大好きですがオートバイの免許は持っていません。持っていたとしても恐ろしくてそういう状態では運転できません。岡崎徹さん、よくやりましたね。それだけで尊敬に値します。

さてアマゾンライダーが戦うのはクモ獣人。やはり時系列が合っていませんが無視しましょう。と思ったらヘビ獣人登場。中の人は大変だったでしょう。まともに動けないのでアマゾンライダーが自分で尻尾に絡まっていくように見えますが、気のせいですか? それも突っ込んではいけません。でゼロ大帝登場。倒されました。

仮面ライダーストロンガー

さてやっと仮面ライダーストロンガーになりました。第1話の場面なのでホバークラフトが登場します。城茂、ストロンガーと出た後、荒わし師団長相手にチャージアップします。そんな場面は本当はありませんが、無視しましょう。チャージアップしたストロンガーが戦うのは磁石団長。辻褄は合っていると思います。よく考えれば仮面ライダーBLACK RXも姿を変えてましたね。そういうものだと思えばよかったんですね。何事もポジティブに捉えましょう。

と思ったら、次に戦うのは奇怪人ガンガルー。うーむ。また時系列が合っていません。電キックするストロンガーの目には穴が多く開けられているように見えた気がしましたが、宙返りした後は穴の数が減っています。本放送当時は気がついていたかどうかは覚えていません。ガンガルーが倒された後は電波人間タックルが登場。平山亨さんは彼女を仮面ライダーにすることも考えたそうですが、毎日放送に反対されたため、ああなったそうです。岡田京子さんが直接演じている時は動きが遅いのですが、アクションがキレキレの時は清田真妃さんか栗原良二さんが演じています。ちなみにエンディングのタックルでアクションキレキレの時は清田さんが演じているそうです。若狭新一さんのTweetで清田さんが黒十字軍のゾルダーも演じていたと知った時は驚きましたが、そういえばゾルダーの衣装は女性が入っても男性と見分けつかないなあと思います。実際、気がついていませんでした。あと清田さんは市川森一の書いたドラマの殺陣をつけています。残念ながら未見です。

さてジェネラルシャドウ登場。声は柴田秀勝さんなので…ジャーク将軍がいつ声変わりするのかもチェックポイントの一つです。と思ったら百目タイタン登場。順番は一応合っているかもしれませんね。そして何気にデッドライオンも出ました。脚本では倒されたけど尺の都合で倒されなかった方です。そして鋼鉄参謀が少し映った後、電波人間タックルがドクターケイトを倒す場面になりました。声は曽我町子さんなので後のヘドリアン女王。私が国分寺に住んでいた頃には国立に住んでいたと思いますが、いつでも行けるさ、と思っているうちに亡くなってしまいました。後悔先に立たず。でスカイライダー(作品の題名はややこしいことに「仮面ライダー」ですが、以後、こう書きます)の初代エンディングがかかる中、タックルは亡くなりました。何かがおかしい場面ですが、無視しましょう。城茂が岬ユリ子をお姫様抱っこする場面は名シーンですが今では演じた俳優がお二人とも亡くなったのでもう見ることはできません。そう言えば水木一郎さんも亡くなりましたねえ。と思うまもなく最終回で岩石大首領と戦います。場所はいつもの造成地ですね。奇しくも造成地で撮影された最後の場面だと思います。技斗は岡田勝さんです。7人全員、素顔で立花藤兵衛の後ろに並びます。2名亡くなってしまったのでもうこの場面を観ることはできません。もっとも今では皆年老いてますが、藤岡弘、さんが今世紀に仮面ライダーをまた演じた時はひっくり返りました。仮面ライダーストロンガーの最終回は仮面ライダーシリーズの最終回として制作されました。私もそう思っていましたし、荒木しげるさんもそう思っていたと生前語っています。

スカイライダー

そして筑波洋がハンググライダーで飛んでます。ネオショッカーに改造された筑波洋はバイクに立ち乗り(ただし風見志郎と違ってアップ)して「スカイ変身」して深緑色の姿でセイリングジャンプしています。うーむ。やはり何かがおかしいです。で映画「仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王」の場面になりました。銀河王と魔神提督が登場。あれ、誰か出てませんぞ。ドクロ暗殺隊が出動した後、スカイライダーの色が深緑色になったり明るい緑色になったりします。そして蜘蛛男が地球儀を回します。もはや番組を超越していますと思ったら、番組名はどちらも「仮面ライダー」でした。

仮面ライダースーパー1

ついにスーパー1登場です。改造手術を担当するのは流れ暴魔キリカの父の「流れ暴魔」カシム…ではなくてヘンリー博士です。大月ウルフさんはなんとフジコ・ヘミングさんの弟でファミリーヒストリーにもしっかり出ました。またも映画からの流用です。帝王テラーマクロが地獄谷五人衆を出動させました。拳法を使うのは江連卓さんの発案で元々拳法を習っていたようです。玄海老師がストロングベアを倒したと思ったら、もうマジョリンガ登場です。ものすごくハシおっています。と思ったらもうサタンスネークとスーパー1は戦います。この時のスーパー1はたしか代役で橋本春彦さんだったと思います…と思ったら中屋敷哲也さんのようです。尺の都合なのかもう沖一也は本来の任務であるスペースシャトルの宇宙飛行士に戻りました。ここまで谷源次郎が出ていないような気がしますが、気のせいです、多分。

仮面ライダーZX

村雨良のお姉様が殺されました。雑誌掲載→特番のみという不遇の仮面ライダーです。雑誌掲載時代はビッグ・アクション、特番の時は大野剣友会が担当です。特番から流用していますが順序関係が合っているかどうかはもうどうでもよくなりました。大泉撮影所で制作されたので砕石場で撮影しています。おや暗闇大使が出ましたよ。いとこの地獄大使はガラガランダの姿で出てましたね、先程は。

変身

政宗一成「さあ、変身しなさい、南光太郎。先輩ライダーに続け。」

というわけで順番に変身するわけですが、ここでも頭痛が痛くなりますよ。

本郷猛「(エコーつけて)変身!」

これは映画「仮面ライダー対ショッカー」の時だけのセリフ。一番最初に変身したので安直に選んだのでしょうが、一文字隼人を送り出した後は「ライダー変身」と言うのでやはり違和感があります。多分、「(エコーつけて)変身!」だと間伸びするので「ライダー変身」と言うようになったのだと思います。

一文字隼人「変身!」

これはもしかしてスカイライダーの時のような気がします。

風見志郎「変身ヴイスリー」

ライダーマンはヘルメット被るだけなのでセリフなし。

速水亮「セッタップ!」

「大変身」ではありません。

山本大介「ウワーオ。アーマーゾーン」

城茂「変身! ストロンガー」

この人達はまあ突っ込みようがありません。

筑波洋「スカーイ! 変身!」

明るい緑色になってからのものですね。

沖一也「変身!」

村雨良「変身!」

と言うわけで先輩ライダーの変身が終わりました。南光太郎が変身します。おや。ヘリコプターの前で謎なポーズをとって謎な姿になりました。

仮面ライダーBLACK RX仮面ライダーBLACK RX!」

ナレーションがこう締めます。

政宗一成「先輩ライダーの11人ライダーに続いて今ここに誕生した。その名は仮面ライダーBLACK RX

あれ? 南光太郎を入れて11人なんじゃないですか? おそらく仮面ライダーBLACKも勘定しているのでしょう。最後の最後まで凄い番組でした。本放送ではボーっと観ていました。やはり南光太郎のガールフレンドは出ていませんでした。

おわりに

こんなノリで書いて関係者の皆さん、すみません。本放送の頃よりも心が荒んでしまったのを実感しました。「仮面ライダーBLACK RX」はきちんと真面目に全話鑑賞いたします。ただ、このノリで書くと長時間かかるので、印象に残った場面を挙げる形にしようと考えています。第1話についてはもう決めていますが、第2話以降をどうするかは来週以降の課題です。全部見ないと一番印象に残った場面を挙げることはできませんし、どう選択するのかも難しい課題ですが、まあやれば何とかなるでしょう。

で結構、先輩ライダーも仮面ライダーBLACK RXと共通点がありました。まあなかったものがあったような気がしますが、細かいことを気にせずに、ポジティブに観ていけば良いというのがよくわかりました。