仮面ライダーBLACK RX 第31話「怪魔界を見た女」を観て

はじめに

仮面ライダーBLACK RX 第31話「怪魔界を見た女」(脚本:鷺山京子、監督:蔦林淳望、アクション監督:金田治と村上潤)を観て思ったことを書きます。澄川真琴さんとした約束を守るためです。今回の枕はあっさりした感じになり、それには理由がありますが、そうなった理由は書くかもしれないし、書かないかもしれません。なんか乗り切れないんですよねえ。前回あれだけ盛り上がって、これですかとどうしても思っちゃったんですね。

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西崎緑

この話と次の話は良くも悪くも西崎緑さんが出たという事に尽きますね。かなり力込めて作ったことはわかりました。「オートバイでアクション」しますし、「手裏剣みたいにナイフを投げます」し、シャーロック・ホームズ、いやアルセーヌ・ルパンや怪人二十面相みたいにとも言えますが動機を考えるとシャーロック・ホームズと書きたくなりますが、南光太郎を無理矢理連れて泥棒(実際、南光太郎もそう言って戸惑います)しますし、なんだかんだ言って、採石場まで来ます(これは本当に意外でしたよ)し、物凄く活躍するのです。見方を変えれば関東の採石場と(後述しますが)関西の京都で活躍した人と言えますかねえ。まあ澄川真琴さんもそうですが、それは兎に角、西崎緑さんが採石場でも京都でも仕事をしていたのは全く知りませんでした、観るまでは。観るチャンスはあったはずなのですが…。

ただ、私にとっての西崎緑さんは必殺シリーズで見せていた姿のイメージが強くて、こんなことする人ではないはずなのになあ、と思ってしまうのも確かです。一応、動機は描かれてますけど、全体を通して見るとそれはわかるような作りには一応なってはいますが、それでも綻びが目についてしまうのですねえ。その一つが彼女の役名がユーコ・ミドリカワというのもありますね。西崎緑さんがユーコ・ミドリカワを演じるというのは駄洒落なのではないかと思ってしまいます。一応、彼女の恋人がジムで、後述するものが彼女と彼の愛の証でもあるというのを知った上で見てもイマイチ乗り切れませんでした。

とりあえず、彼女の代表曲となった「旅愁」を貼り付けておきましょう。これ、違法アップロードものである可能性もありますが、「仮面ライダーBLACK RX」よりもかなり前ですが「暗闇仕留人」当時の彼女の様子も知ることができますので、リンク切れになるかもしれませんが、これにしました。本当は「暗闇仕留人」当時の映像も探せばありますが、検索すれば何らかの形で別の物が視聴できるでしょう。本当に色々あるのです。「仮面ライダーBLACK RX」当時の面影も残っていると思いますし。

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で西崎緑さんはこれもあって必殺シリーズの主題歌(そちらも好きですけどね)を歌った後、後期必殺シリーズの裏の顔(これが本当にそう)になりましたが、そちらはなんだかんだ言って、あまり観ておりません。私は偏食家なんですね。

怪魔界と地球を結ぶ扉

でこの話について書く際に外せないのが、この表題の話なのですが、確かに一気に怪魔界から地球へクライシス50億の民を移住させるには、これを開けるのが必要だというのはわかりますが、それまでにも色々な人が怪魔界から来ていたり、地球と怪魔界を往復(南光太郎、白鳥玲子、佐原茂を含めた3人組、佐原ひとみ、広い意味では霞のジョーもそう)してますし、そもそもライドロンやアクロバッターを使えば行き来できるので…とどうしても思ってしまいました。まあ、最終回へ向けての伏線と言えなくもないですけどね。でもそういう意味でも白けてしまったのです。

さてクライシス帝国の作戦遂行者は色々あってガデゾーンからマリバロンに代わります。ガデゾーンも活躍しますが、マリバロンも次回は活躍するでしょう。怪魔界と地球を結ぶ扉の争奪戦が今回と次回の見どころにはなっています。ただ後述する理由もあって私は醒めた目で見てしまいます。

レギュラーの登場なし

そして今回は白鳥玲子や佐原茂を含めた佐原家の皆さんや的場響子やダスマダー大佐は出ません。次回出るかどうかは確認していませんが、もしかしたら次回も出ないのではないかと思います。あれだけ盛り上がったのに出ないというのがやはり微妙で、西崎緑さんを出したのでそうなったのかなあと余計な事を考えていました。

おわりに

一応第31話も観ました。これから第32話を観て、ある人も出ることはわかりますけど、もはや気分は敗戦処理。制作者がそれなりに力込めて作ったことはわかりましたが、私自身は微妙な感じを受けてしまったのでこういう書き方になっています。まあ(多分)岡元次郎さんを始めとする(当時の)JACの皆さんなどが代役で活躍しますので、そういう見所はあるとは思いますが、私の興味は戦士として覚醒した皆さん(霞のジョー、白鳥玲子、的場響子、佐原茂など)の活躍を観ることにあるので、どうしても微妙な感じを受けてしまいました。なまじ西崎緑さんを知っているのも影響したのは否めません。既に西崎緑さんのことはある程度知っていたので本放送で観たとしても同じ感想を抱いてしまうかもしれません。

まあ今のところ仮面ライダーBLACK RXに興味はあるので、なんだかんだ言って最終回まで観るでしょうが、こんな投げやりの感じの記事を書いてすみません。でもこう感じてしまったので、こう書かざるを得ないんですよねえ。本音を隠して書いたとしても隠しきれないのは他の記事を書いて実感しましたし。だからこのまま残します。